「4番の歯を抜いて矯正までしたのに、横顔が思ったほど変わらなかった」「口を閉じようとすると、まだ顎や唇に力が入ってしまう」——そうした違和感を抱えたまま矯正治療を終えた方は、実は少なくありません。

歯を抜いてスペースを作り、前歯を後ろに下げる。口ゴボの矯正では一般的な方法ですが、それでも口元の突出感や口の閉じにくさが残ってしまうケースがあります。本記事では、4番抜歯を伴う矯正治療を受けたにもかかわらず口ゴボが治らなかった原因を整理し、次にどう考えればよいかを解説します。

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01こんな状態に心当たりはありませんか

  • 矯正装置を外したのに、横顔(Eライン)の印象がほとんど変わらなかった
  • 口を閉じると、顎の先(オトガイ)にできる梅干しのようなシワが気になる
  • 意識しないと唇が閉じられず、常に薄く口が開いている
  • 前歯は下がった気がするのに、口元全体の突出感は残っている

これらに当てはまる場合、歯並びだけを動かす矯正では対応しきれない要因が背景にある可能性があります。

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024番抜歯をしても口ゴボが治らない主な原因

骨格自体が前方に出ている(骨格性の口ゴボ)

口ゴボには、歯が傾いているために起こる「歯槽性」のタイプと、歯だけでなくその土台となる顎の骨自体が前方に位置している「骨格性」のタイプがあります。4番抜歯による矯正は、基本的に歯を動かす治療であり、骨そのものの位置は変わりません。骨格性の要素が強い場合、抜歯スペースを使って歯を下げても、土台の骨が前に出ている以上、口元の突出感が十分に解消されないことがあります。

抜歯で得たスペースが歯の後退に使われなかった

抜歯によって生まれたスペースは、前歯を後ろに下げるために使われるのが理想ですが、奥歯が計画より前方に移動してしまう「アンカレッジ(固定源)のロス」が起こると、前歯の後退量が想定より少なくなります。結果として、抜歯はしたものの口元の突出感がほとんど変わらない、という状態が起こり得ます。

そもそも歯の移動量では骨格の突出をカバーしきれなかった

前歯を後退させられる量には、歯根や歯槽骨の状態による限界があります。突出の度合いが大きい場合、4番抜歯による標準的な移動量では、骨格が持つ前方への突出分を相殺しきれないことがあります。

03「口が閉じにくい」が治らないのはなぜか

口を閉じる際に唇や顎の筋肉に力が入ってしまう状態は「口唇閉鎖不全」と呼ばれ、歯の傾きだけでなく、上下の顎の骨そのものが前方にあることで起こっている場合があります。歯の傾きが原因であれば矯正治療で改善が見込めますが、骨格が前方に位置していることが根本原因であれば、歯を動かすだけでは唇を自然に閉じられる位置まで口元を下げきれません。矯正治療を終えても閉じにくさが残っている場合、この骨格的な要因を疑う必要があります。

04矯正のやり直しではなく、原因の見極めが先

口ゴボが治らなかったからといって、同じ方針で矯正をやり直しても、原因が骨格にある場合は同様の結果になる可能性があります。まず必要なのは、セファロ分析(頭部X線規格写真による骨格診断)などの精密検査により、突出の原因が歯にあるのか、骨格にあるのか、あるいはその両方なのかを正確に見極めることです。

以下のような場合は、歯列矯正のみでの改善には限界があると考えられます。

  • 前歯の傾きはすでに改善されているのに、横顔の突出感が残っている
  • 意識的に力を入れないと唇が閉じられない
  • 家族に骨格的に口元が出ているタイプの人がいる
  • 以前の矯正で「これ以上下げるのは難しい」と説明を受けたことがある
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05骨格から見直す「上下セットバック術」という選択肢

骨格性の口ゴボに対しては、上顎・下顎の前方に出ている骨ごと歯列を後方に移動させる外科手術「上下セットバック術(上下歯槽骨切り術)」が選択肢になります。歯だけでなく骨の位置そのものを動かすため、矯正治療だけでは届かなかった口元の後退や、口唇閉鎖不全の改善が見込めます。

GNデンタルクリニックでは、東京大学医学部附属病院口腔顎顔面外科・矯正歯科出身の院長が、CT診断に基づいて骨格と歯列の状態を総合的に評価し、上下セットバック術のような外科症例にも対応しています。手術は全身麻酔下で2〜3時間程度、術後の腫れや痛みも多くの方が1〜2週間ほどで落ち着きます。また、外科手術から術後の仕上げ矯正まで院内で一貫して対応できるため、転院の手間もありません。

骨格からの原因分析は、無料カウンセリングでご相談いただけます。

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まとめ

4番抜歯を伴う矯正治療で口ゴボが治らなかった場合、その原因は「歯の移動が足りなかった」ことだけでなく、骨格そのものが前方に出ている、後戻りが起きた、習慣的な癖が残っているなど、複数の要因が考えられます。同じ方針で矯正をやり直す前に、まずは精密検査で原因を特定することが大切です。

口元の突出感や口の閉じにくさが以前の矯正治療で改善しなかった方は、GNデンタルクリニックの無料カウンセリングにて骨格からの原因分析をご相談ください。

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